よくある質問
- Q1 本機をスレーブに設定した際、テンポ表示が変動するのですが正常ですか?
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A1
正常です。本機は受信したクロックパルスを使用してテンポを計算していますが、そのクロックパルスは時間的に短い変動(揺らぎ)を常に持っています。この変動によってテンポ表示も変動しますが、デバイスが同期しなくなっているわけではなく、聴感上も分かりません。
Net Number : 21 - Q2 CV/GATE 出力端子に接続した機器を意図したピッチで演奏できません
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A2
3つの要因が考えられます。
1. CV にはV/OCT とHz/V の2つの方式があります。
Hz/V : 1 オクターブ音程が上がるごとにCV 電圧が2 倍になります
V/OCT : 1 オクターブ音程が上がるごとにCV 電圧が1V 上がります
これらはCV 電圧に対する音程の幅や変化が異なる方式のため、機器同士が同じ方式でCV 接続されていないと正しいピッチで演奏することができません。
CV 接続した機器の仕様に合わせて本機のグローバルメニュー CV Settings カテゴリーの設定項目を正しく設定してください。
2. V/OCT 方式ではCV 電圧が0V の時のReference Note を設定することができます。
CV 接続した機器の仕様に合わせて本機のグローバルメニュー CV Settings カテゴリーの[CV1 Ref. Note] 、および[CV2 Ref. Note] を正しく設定してください。
Reference Note は半音単位での設定となります。CENT 単位での微調整はCV 接続した機器のFine Tune で行ってください。また、Hz/V 方式のReference Note は変更することができません。CV 接続した機器での調整が必要になります。
3. CV 入出力はアナログ回路によるインタフェースのため、電源やケーブル等の環境によるノイズの影響を受けやすく、微妙にピッチがふらついたりずれたりすることがありますが、これは故障ではなくアナログ回路特有の現象です。
また、本機に接続したアナログ・シンセサイザーには電源投入時からピッチが安定するまで時間がかかるものもありますので、十分にピッチが安定してから演奏や調整を行ってください。Net Number : 22 - Q3 各パッド(ステップ)に設定したピッチと異なる音が発音されます。
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A3
2つの要因が考えられます。
1. メロディック・コントロール機能のスケール設定が[CHROMA] 以外に設定されている場合、そのスケール設定に基づいて各パッド(ステップ)に設定したピッチが自動的に補正されます。スケール設定を[CHROMA] にしてください。2. トランスポーズモードを使った演奏情報がシーケンスに記録されている場合、その演奏情報に基づいて各パッド(ステップ)に設定したピッチが移調されます。シーケンスに記録されたトランスポーズモードを使った演奏情報を削除してください。
Net Number : 26 - Q4 CV SLIDE を設定しても何も変化が起きません。
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A4
CV SLIDE の効果はCV 出力のみで有効になります。
MIDI のNote 情報は半音単位で出力されるため、アナログ信号のような連続的な音程変化に対応していません。
CV SLIDE をご使用になる場合は、CV 入力のあるアナログ・シンセサイザー等に本機からのCV 出力を接続し、トラックの出力先を[CV/GATE1] または[CV/GATE2] に設定してください。Net Number : 34 - Q5 停止ボタンを押したが接続した機器の音が止まらない。
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A5
接続した機器の音色設定によっては音が止まらない場合があります。接続機器を操作して音を止めてください。
またMIDI 接続した機器に対しては、本機の停止ボタンを2 回押すことでオール・サウンド・オフ MIDI メッセージが出力されます。
Net Number : 39 - Q6 本機と外部機器と組み合わせて使用しているときにシーケンサーが動作しない。
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A6
A. 本機をマスター、外部機器をスレーブとして同期演奏する場合。
マスタークロックが正しく設定されていないことが考えられます。
グローバルメニューのSync Common Settings カテゴリーの[Sync Source] の設定を [Internal] にしてください。B. 本機をスレーブ、外部機器をマスターとして同期演奏する場合。
外部機器からのマスタークロックやスタート/ストップ信号が正しく入力されていないことが考えられます。以下について確認してください。
1. マスタークロックの入力端子は正しく設定されていますか?
グローバルメニューのSync Common Settings カテゴリーの[Sync Source] の設定をマスタークロックの入力端子に設定してください。
2. 外部マスター機器と入出力端子が正しく接続されていますか?
本機のマスタークロック入力端子とマスタークロック出力機器の出力端子が正しく接続されているかを確認してください。
DIN SYNC をマスタークロックとしている場合、グローバルメニューのDIN SYNC Settings カテゴリーの[OUT2 Mode] を[IN] に設定してください。
3. マスター機器からクロックやスタート/ストップ信号が出力されていますか?
マスター機器の設定がマスターになっていることを確認してください。
外部機器の同期に関する設定は、使用する機器の取扱説明書を参照してください。
4. 正しい接続ケーブルを使用していますか?
DIN SYNC 端子には1PIN 、3PIN も接続されているMIDI(DIN)ケーブルを使用してください。
CLOCK 端子にはステレオミニジャックケーブルを使用してください。
5. 本機のMIDI 入力のクロックやスタート/ストップ信号の受信設定を無効にしていませんか?
グローバルメニューのMIDI IN Settings カテゴリーの設定値を正しく設定してください。
6. 本機の[Sync Source] に[CLOCK] を設定し[IN Sync Mode] を[GATE] に設定していませんか?
[IN Sync Mode] を[GATE] に設定した場合は[Sync Source] を[CLCOK] 以外に設定してマスタークロックを入力してください。Net Number : 46 - Q7 本機を操作してもDAW ソフトウェアが反応しない。
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A7
3 つの要因が考えられます。
1. MIDI ケーブルは正しく接続されていますか?
Windows PC/Mac と接続されたオーディオインターフェースまたはMIDI インターフェースと本機のMIDI 端子にMIDI ケーブルを正しく接続してください。2. USB ケーブルは正しく接続されていますか?
Windows PC/Mac と本機のUSB-B 端子にUSB2.0 に準拠したUSB ケーブルを直接接続してください。3. グローバルメニューのMIDI OUT Settings カテゴリーの各項目が正しく設定されていますか?
各項目を正しく設定してください。詳しくは取扱説明書の「GLOBAL(グローバル)設定」の「[MIDI OUT]設定項目」をご覧ください。
取扱説明書は、Pioneer DJ サポートページhttps://www.pioneerdj.com/ja-jp/support/documents/production/toraiz-squid/からダウンロードできます。また、Windows PC/Mac 、外部MIDI 機器およびDAW ソフトウェア のMIDI 通信に関する設定は、使用する機器の取扱説明書を参照してください。
Net Number : 47 - Q8 MIDI 通信ができない。
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A8
2 つの要因が考えられます。
1. USB ケーブルまたはMIDI ケーブルは正しく接続されていますか?
外部MIDI 機器と本機を正しく接続してください。2. 外部MIDI 機器と本機の組み合わせに応じて、本機のMIDI 通信に関する設定を正しく設定する必要があります。グローバルメニューのMIDI IN Settings カテゴリーおよび、MIDI OUT Settings カテゴリーを確認してください。
詳しくは取扱説明書の「GLOBAL(グローバル)設定」の「[MIDI IN]設定項目」および、「[MIDI OUT]設定項目」をご覧ください。
取扱説明書は、Pioneer DJ サポートページhttps://www.pioneerdj.com/ja-jp/support/documents/production/toraiz-squid/からダウンロードできます。Net Number : 48 - Q9 シーケンス再生の速度が不安定です。
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A9
3 つの要因が考えられます。
1. スピード・モジュレーション機能がかかっていませんか?
DEPTH ツマミを回して、モジュレーションの強さを[0]にしてください。2. グルーヴ・ベンドのオートメーション情報が記録されていませんか?
COPY ボタンとPASTE ボタンを押しながらグルーヴ・ベンドのスライダーを操作して、オートメーション情報を削除してください。3. 本機がスレーブの場合、接続した外部機器から送られるクロックが不安定だと本機のBPM も不安定になります。
機器同士が正しく接続されているかを確認し、外部機器の同期に関する設定を確認してください。外部機器の設定については、使用する機器の取扱説明書を参照してください。Net Number : 78 - Q10 グローバルメニューのSync Common Settings カテゴリーの[Sync Source] が[DIN MIDI] 、または[USB MIDI] 以外に設定しているのに、MIDI 信号のスタート/ストップメッセージにより本機がスタート/ストップしてします。
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A10
本機は[Sync Source]の設定値がいずれかでもMIDI IN 入力端子、またはUSB-B 端子からMIDI 信号のスタート/ストップ メッセージを受信してシーケンスの制御が可能です。MIDI 信号のスタート/ストップ制御を無効にするには、グローバルメニューのMIDI IN Settings カテゴリーの[Start/Stop] を[Disable] に設定してください。
Net Number : 81 - Q11 CV/GATE 端子を接続し、本機の電源をオン/オフすると接続したアナログ・シンセサイザーが発音する。
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A11
本機の電源をオン/オフする時にはCV/GATE 接続先のアナログ・シンセサイザーのボリュームを絞ってください。本機の状態によって電源入り切りの時にGATE が動作してアナログ・シンセサイザーが発音することがあります。
Net Number : 82 - Q12 CLOCK IN 入力端子にオーディオをトリガーとして入力すると正しく動作しません。
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A12
トリガー信号としてオーディオ信号を使用する場合、パルス信号やクリック音のような鋭いアタック/ディケイを有する音を十分に大きな音量(2V 以上)で入力してください。
また、オーディオ信号がタイミングクロック信号のようなパルス信号ではない場合、CLOCK IN 入力端子の設定は[1step]、[1ppqn]、[2ppqn]、[4ppqn] を推奨します。
本機の各ステップのゲート長はBPM に依存しますので、オーディオ信号を低レートのタイミングクロック設定で使用する場合には、本機のBPM 表示が安定してからシーケンスパターンを再生することをお勧めします。Net Number : 90 - Q13 CV OUT1 出力端子、GATE OUT1 出力端子、CV OUT2 出力端子、GATE OUT2 出力端子から信号が出力されません。
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A13
本機のトラックの出力先ポートを[CV/GATE 1] または[CV/GATE 2] に設定してください。
接続する機器の仕様に合わせて、グローバルメニューのCV Settings カテゴリーやGATE Settings カテゴリーの設定項目を適切に設定してください。また、本機のCV/GATE コンバート機能を使用する場合は、グローバルメニューのCV/GATE OUT Settings カテゴリーでCV/GATE コンバートするMIDI チャンネルを送信側機器のMIDI チャンネルに合わせて設定してください。
Net Number : 92 - Q14 CV OUT1 出力端子、GATE OUT1 出力端子、CV OUT2 出力端子、GATE OUT2 出力端子に接続した機器が鳴らないことがあります。
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A14
CV OUT1 出力端子および、CV OUT2 出力端子から出力できる音域は、Hz/V 方式で3 オクターブ、V/OCT 方式で1/2/5/10 オクターブ、からの選択になります。Hz/V 方式は音域が固定されていますが、V/OCT 方式はCV Reference Note で0V 出力とするNote を設定することができます。
接続される機器の仕様に従って適切にグローバルメニューのCV Settings カテゴリーやGATE Settings カテゴリーの設定項目を設定してください。詳しくは取扱説明書の「GLOBAL(グローバル)設定」の「[CV]設定項目」および、「[GATE]設定項目」をご覧ください。
取扱説明書は、Pioneer DJ サポートページhttps://www.pioneerdj.com/ja-jp/support/documents/production/toraiz-squid/からダウンロードできます。Net Number : 94 - Q15 接続した外部機器から、本機をスタート/ストップすることができません。
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A15
2 つの要因が考えられます。
1. グローバルメニューのMIDI IN Settings カテゴリーの[Start/Stop] が[Disable] に設定されている場合、外部MIDI 機器からのスタート/ストップ信号が無効になります。[Receive] に設定してください。2. CLOCK IN 入力端子にモノラルミニジャックケーブルを接続している場合、外部機器からのスタート/ストップ信号を受信できません。ステレオミニジャックケーブルを使用してください。
また、オーディオ信号で本機のシーケンスをトリガーする場合にはモノラルミニジャックケーブルを使用しますが、その場合は本機の再生・停止ボタンを操作するか、外部MIDI 機器からスタート/ストップ信号を入力してください。Net Number : 95 - Q16 グローバルメニューの設定を変えてもボタンやパッドが明るくなりません。
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A16
USB バスパワーで使用している場合、ボタンやパッド、ディスプレイの輝度が低下する等の機能制限がかかります。
Net Number : 97